メディアとしてのTwitter

いまや大流行のTwitterですが、今後はどんなメディアになっていくのでしょうか。

個人的には、「更新情報を流し続けて良い」唯一のメディアではないかと思っています。Twitterでつぶやくペースで、Blogを更新し続けたら、おそらくRSS Readerからは外されるでしょうし、同じペースでメールを送信したら完全にスパムです。

140文字というデータ量が限定されていること、受け取る側が受け取りの方法を選択できること、受け取る側にリアクションの強制がないことが、Twitterが「更新情報を流し続けて良い」メディアであることを成立させていると思います。

BOTがある程度受け入れられているのも、そのような特性があるからでしょう。

(炎上しにくいとか、ソーシャルメディアとして考えた場合は、他にもいろいろあると思いますが)

そうした特性を考えると、今後の流れとしては、入力側は人がつぶやくという事よりも、どんどん自動化された環境が増えていくのだと思います。


のプロジェクトのように、環境の情報をひたすらに伝え続ける、というのがこのメディアの本領が発揮されるものではないでしょうか。

入力側が自動化する一方で、つぶやきを受け取る側は、それぞれの目的によってさまざまなツールや表現が登場してくるのではないでしょうか。

t2.png

このサイトも現在はつぶやきをそのまま表示していますが、解析する側で天気のアイコンに変更したり、気温を色で分布させたり、ということが可能になってきます。

Twitteから流され続ける情報をうまく取得し、目的にあった表現に変えていくというのが、今後Twitterを利用したサイトやサービスでどんどん登場してくるでしょう。





マッチングMP

寿FPコンサルティング株式会社とスパーズの共同開発で、
住宅ローンの専門家「モーゲージプランナー」の検索サイトを オープンさせました。

「マッチングMP」
http://www.matching-mp.jp/

matching-mp.png

オープンしたてですので、これから情報を掲載してくれるMPさんを募集いたします。

モーゲージプランナーは、日本ではまだあまりメジャーではありませんが、住宅の購入の相談や住宅ローンの相談などの専門家です。

サイト内の機能も今後、順次バージョンアップしていく予定です。

ライフログのすすめ[書評]

クラウド、ライブ動画共有など最近の新しい技術の裏には、ストレージとネットワークにかかるコストが劇的に下がっていることが要因となっているサービスが多い。

ライフログという考え方は、人生のすべてをデジタル情報として記録・記憶するという考え方だ。ストレージとネットワークのコストが限りなく0に近づいている今、「すべてを記憶する」ということは、かなり現実的だ。(本文中に指摘されている様に、フォーマットの継続性は問題になるとおもうが。。)

「記録する・記憶する」に比べると「デジタル化する」側はまだまだ進歩の余地があるように思う。今の技術で本気ですべてをデジタル化するのは、かなりやっかいだ。ビデオをとる、書類をスキャンする、GPS装置で位置を記録する。現在の技術では実際の行動と、これらのデジタル化をシームレスに続けるということは、かなりの困難を要する。センサー技術、カメラ技術、解析プログラムなどはこれからさらに進化が進む分野となるだろう。

ライフログには、本文でも指摘される通り、さまざま問題を抱えていることも確かであり、反対するひとも沢山いるのは確かである。ただ、ライフログの技術はまちがいなく進歩していき、サービスが乱立していくことは間違いない。

そのような世界の中で、人間はどのような場所でクリエイティビティーを発揮し、人生を楽しくして行くか。コンテンツのないライフログは面白く無いし、楽しい人生のライフログのほうが楽しいはずだ。

そういえば、十年前のSFCのコンソーシアム[SOHOT]で、このライフログについて言及していた方がいたのを思い出す。ライフログの件にかぎらず、非常に冷静に未来をみていた人だったように思う。

中盤で冗長に感じる所もあるが、これからの技術のベクトルを知る上では読む価値がある本だと思う。




参考サイト
MyLifeBits
http://research.microsoft.com/en-us/projects/mylifebits/

viconrevue
http://www.viconrevue.com/
http://japanese.engadget.com/2009/10/20/viconrevue/
Flash CS5 が近々発売されるという事で、Adobe Flash Platform Camp Tokyoに行ってきました。

(会場の様子はUSTとかに沢山あると思います。)

デモンストレーションは画像処理系で、Flashでやってるとは思えないような感動的なプロジェクトが多々ありましたが、文章ではとても伝えきれないので、今回のメインの1つであったCS5の新機能について。

CS5で最も注目すべきは、Iphoneのアプリが書き出せるという事でしょうが、その他の機能についても、かなり良くなっているんじゃないかと思いました。

そのなかからいくつか注目すべき新機能について。

縦書き、回り込み、フォントなどテキスト系の新機能。

日本語でプロジェクトをいろいろ作る人にとって、日本語のフォントや縦書きでも文字組はとても厄介な問題でした。今回のCS5では、縦書きでの回り込みや、埋め込みフォントの一覧等、テキストに関する機能がとても充実して来たように思います。

日本語の美しいフォントで、美しく文章を読ませるというのは、これまでWebサイトではなかなか難しいとされて来た事ですが、今後「美しい日本語の文章」がFlashをベースに増えて行くのではないかと思います。

コード補完機能
ActionScriptのエディターとしては、FlashCS4はかなりダメダメでした。Eclipseを使い慣れてしまうと、import文の自動補完だったりという事が、全くされなかったので、けっこうな手間がかかりました。今回のCS5では、そのあたりがかなり改善されているようでしたので、ある程度の規模のプロジェクトでも、CS5のエディタだけでなんとかなってしまうような感じです。
その他、JSONの読み込みとか、よく使うコードを保存しておく、コードスニペット機能もついているので、かなり便利そうです。

.flaから.xflへ
CS4までは、Flashのソースは.flaというバイナリファイルで保存されていました。ライブラリ内に読み込まれている動画、画像などもまとめて1つのファイルで保存されていました。それが.xflという形式で保存される事になると、画像やテキスト等が別々のファイルで管理出来るようになります。Flashで作ったファイルを他のアプリケーションに読ませる時も必要な部分だけを取り出す事ができますし、DropBoxやCVSなどでバージョン管理している場合も、flaファイルを一々共有する必要がなくなるので、バージョン管理もしやすくなります。


Iphoneの書き出し以外にも、いろいろと新機能が充実したバージョンになりそうで、発売が楽しみです。


RISNサイトリニューアル

前職であり、現在でも完全にお世話になっている、クリエイティブエージェンシーRISNのサイトをリニューアルしました。

http://www.risn.jp/

今回は、WordPressを使ったBlog形式です。

必要な情報を届けるために、シンプルなサイトにしました。


risn.png

[PHP][WordPress]






App Store とFlashのゆくえ

このところ何かと騒がしい、AppleのApp Storeですが、様々な問題を抱えていそうです。Ipadの発売に向けて、さらに色々な動きがありそうです。

セクシー系アプリの一斉停止に続き、今日はWiFiの位置ディテクションシステムである、placeEngineを利用しているアプリが一斉に配信停止になった様です。

詳しくは Tech waveより。

審査規程は状況に応じて変化して行く事は仕方ない事だと思いますが、事前にアプリ提供者に詳細な理由の連絡がないというのは、いかがなものかと思います。

ビジネスユースあるいは、キャンペーンなどを主眼に置いてAppを利用している場合は、提供者からすると、非常にリスクが高くなります。規程なのでしょうが、事前の告知をせずに停止にする事のApple側にどのようなメリットがとても疑問です。


いくつかのヒット作品はあるものの、ビジネスとしてIphoneアプリのみで収益をあげるというモデルは、今回の件を考慮しないとしても、なかなか成功出来るものにはならないように思います。数万DLのヒット作品だとしても、数百円のアプリであれば、Appleの手数料を差し引けば、1つのヒットアプリで数十万から数百万ぐらいしか利益になりません。I-modeのモデルと違い、月々課金する様なモデルは少ないので、継続的に利益を上げる為には、継続的にヒットアプリを作り出さなければならないという、かなり難易度の高いビジネスになってしまいます。

IphoneとAppの便利さは、他のモバイルサービスに比べ圧倒的に良いと思いますので、これからも利用する人もサービスも増えて行くと思いますが、App Storeだけのビジネスというのは、なかなか考えられないのではないでしょうか。

Appからの利益に頼らないサービスがあり、Appは無料でDLでき、AppのDL課金ではないところで、利益を確保していく、というのが基本的なビジネスのモデルになるのではないかと思っています。

そうなると、無料アプリが増えて、App Store自体のビジネスモデルは、厳しくなるでしょう。 App Storeの現在のビジネスモデルが崩れ、Appleが新しい収入源を見つけてくれれば、IphoneでのFlashサイトの閲覧も可能になるのではないかという期待を抱いています。Ipadの登場を含め、ますます行く末は日々変わって行くのかなと思います。




インターネット新時代

SFCの村井先生の新著インターネット新世代 (岩波新書)

web2.0、Twitter、SNSなどいろいろなバズワードが次から次へと登場する昨今ですが、忘れがちな「インターネットが本当に目指す所」という本質を改めて確認する事ができました。

目指すべき本質と、そこに向かって今はどのようなポジションにあり、どのような方向性をもっているかがわかりやすく説明されています。

その他にも「触れる事による信頼感」とか「公共空間のインターネットと無線技術」とか「賢く先端技術を利用する人がいるということが、質の良いマーケットである」とか、細かい記述もうなずける物が沢山ありました。

技術的に難しい記述は皆無なので、幅広い層の人が読める本だと思います。

Flash vs HTML5

Ipadの発表によって、期せずして盛り上がってしまったFlashとHTML5の議論について、完全に後だしじゃんけん的な感じもありますが、個人的な感想です。

1. Flash Playerについて
オープニングビデオが「煩わしい」からFlashが嫌だという的外れな意見は別として、「PluginとしてFlash Playerを入れなくてはならない」のでFlashは嫌だという指摘は、納得出来ます。デファクトスタンダードとしてほとんどのマシンにインストールされているものの、やはりプラグインはプラグインです。FlashがFlash Playerなしで、つまりHTML5として動けば、それがベストなのではないでしょうか。
動画の問題があるにしても、決してできない事ではないと思います。

2. オーサリングツールとしてのFlash
Flash のオーサリング能力は、非常に高いものがあると思います。現状では、AjaxやHTML5で、Flashで制作したサイトと同じ様なサイトを作ろうとした場合、Cross Browserの処理に非常に時間がかかります。WEBの開発者にとってCross Browserの適用にかける時間ほどやっかいで、無意味なものはないと思います。オーサリングツールとして考えると、そのような無意味な時間が最小限ですむFlashが採用され続ける事は間違いの無い事でしょう。

3. Flashの今後(期待)

HTML5にもFlashもどちらがどちらかを完全に駆逐することはあり得ないと思いますが、FlashがHTML5の要素を上手く取り込んでくれれば良いなと思います。HTML5以外にも、外部のマークアップ言語をうまく取り込む様なインターフェイスとしての働きをFlashがしてくれると、ウェブの開発者は、本質的な作業に集中出来るようになります。
ARやGeo系のタグなど、今後web上で扱われる情報や、それを記述する言語は多種多様になってくると予測されます。それらをインテグレートしたオーサリングツールとしてFlashが発展してくれると、非常に面白いなと思います。



ARの可能性

セカイカメラや電脳コイルで注目を浴びているAR技術ですが、広告やインスタレーションの世界でも少しずつ取り入れられるようになってきました。

今年発展が考えられるキャンペーンの方向性を2つに分けて、過去に行われたプロジェクトのなかからおもしろそうなものをまとめてみました。

[1]パーソナルデバイスを使ったARとキャンペーンの融合

これは、Iphoneなどのスマートフォンの普及によるところが大きいと思います。

BMWのARキャンペーン




バーチャル試着




AR Tシャツ (T-post)






[2]ビルの壁面等を利用したARキャンペーン

壁面を利用したプロジェクション

555 KUBIK_ extended version from urbanscreen on Vimeo.



Hand from Above

Hand from Above from Chris O'Shea on Vimeo.


Primal Source

Primal Source (video documentation) from haque d+r on Vimeo.


BigShadow

最も早くAR的な要素を含んだ広告キャンペーンじゃないかと思います。


2010年は、この2つのAR的な要素を利用した広告キャンペーンが本格的に増えてくるのではないかと思っています。何か1つでもプロジェクトに参加したいなと思います。



雷神波乗り人

RISNの吉野さん達が手がける「雷神波乗り人」のサイトが更新されました。

第二弾ドキュメンタリー映像は
湘南・鵠沼から世界を目指す
等身大のプロサーファー善家尚史

だそうです。

このサイズで、このクオリティーの動画が再生されると圧巻ですね。
F4Vのフォーマットを利用しているという事ですが、このフォーマットはかなりいいですね。

このクオリティーでドキュメントの映像がサイトに普通に載るようになると、ウェブサイトがますますメディアの中心として機能するようになるのではないでしょうか。

Youtubeにも上がっていますが、本サイトがお勧めです。

http://www.r-sf.jp/

どんどん波乗り人が追加されて行くそうなので、楽しみにしてます。

プロフィール

山崎 薫 (株)スパーズ
http://www.spurs.jp/

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